アンケートから見る年金保険を選ぶ理由
財団法人生活保険文化センターの調査によると、個人年金に加入している理由は「日常の
生活資金の準備」が71.8%でダントツの一番でした。
(図1)個人年金に加入している理由
(財団法人生命保険センター「生活設計と金融、保険に関する調査第6回」より)
生活資金の準備」が71.8%でダントツの一番でした。
(図1)個人年金に加入している理由
(財団法人生命保険センター「生活設計と金融、保険に関する調査第6回」より)
やっぱり必要な備えと長生きリスク
この結果を見て、老後の生活を不安視しすぎなのでは?と思われた人もいらっしゃるかもしれません。
しかしこの不安はあながち根拠のないものとは言い切れないのです。総務省の家庭調査年報(平成19年)には、世帯主が60歳以上で無職、家族構成が2名以上の1ヶ月の収入と支出がでています。
それによると実収入(公的年金やその他収入)から社会保険料や税金などの非消費支出を引いた可処分所得は192,403円となり、それに対して食費、光熱費、娯楽費などの消費支出は247,319円でした。つまり54,916円不足していることになりますよね。
この不足分は、自分たちで備えなければならないのです。
ちなみにこの世代は、公的年金などの社会保障給付は実収入の84.9%を占めています。同センターの調査では、30代では老後の収入の内訳で公的年金が占める割合は、たった約36%だと言われています。
若年層ほど老後の収入は自分たちで準備をしておく必要があることは歴然です。
また厚生労働省の簡易生命表(平成18年)によると、男の平均寿命は79歳、女の平均寿命は85歳、前年と比較しても上回っています。つまり長生きに備えることも必要なのです。
確実に老後資金を貯めるために
そこで注目されているのが個人年金です。
以前に比べて加入する方法も選べるようになり、インターネットなどを用いて商品比較も簡単にできるようになりました。支払う保険料を積立金と考えれば、預貯金のように自由に引き出せない分、確実に貯めていくことができます。
ちなみに意志の弱い私にとっては、これが一番大きな利点です。
また保険要素ももっているので、年金支払開始前に死亡保障もついています。保険料の支払額や受取る年金額も自分に合うものを選択でき、自分のニーズに合った年金プランをつくることが可能です。
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